fc2ブログ
2007/06 ≪  2007/07 12345678910111213141516171819202122232425262728293031  ≫ 2007/08
ニコライ・トカレフ ピアノリサイタル
2007/07/25(Wed)
7月23日、新潟県民会館大ホールにて
「ニコライ・トカレフ ピアノリサイタル」に
行ってきました。


1983年生まれでまだ若いピアニストさんです。
映画「ピアノの森」の親善大使もされているそうな。
日本では彼が13歳の時にデビュー。
それから毎年いらしてるようです。

ピシっとした黒のレザーパンツを穿き、淡々と弾く彼。
彼の熱狂的なファンも多いらしく
新潟には7回目だと言っていました。


ph01.jpg





プログラムは
・モーツァルト:ピアノソナタヘ長調K.533
・ショパン:ピアノソナタ第2番 変ロ短調「葬送」0p.35
・シューマン:子供の情景op.15
・チャイコフスキー(プレトニョフ編曲):組曲「くるみ割り人形」


最初のモーツァルトは、淡々と弾き、なかなか好印象。
でもショパンはちょっと・・私の好みではありませんでした。
低音ばかり聞こえて高音が聞こえない。
ショパンの甘い感じがとても淡々としていたし・・。
フォルテがちょっと汚い・・と感じました。
シューマンも淡々としていて「うーん・・?」という感じ。
でも、私は昔「クララ・シューマン」に凝った時期がありまして
映画を見たり、彼女の伝記の本を(シューマンの伝記ではなく、クララ・シューマンの伝記)読んだりしていましたので
「ああ、この曲はあの時に作られた曲!」などと
いろいろ思い出してちょっと違う意味で楽しかったです。


そしてチャイコフスキー。
くるみ割り人形は、管弦楽用のバレエ音楽なのですが
2台のピアノや連弾用には、アレンジしたものはあっても
独奏用にアレンジしたのを聴くのは初めてでした。
ロシアのピアニスト兼指揮者のミハイル・プレトニョフが7曲を
選び出してアレンジしたそうです。
「行進曲」
「金平糖の踊り」
「タランテラ」
「冬の松林」
「トレパック」
「中国の踊り」
「アダージョ」

どれも良かったですが、私の好みとしては「金平糖~」と「トレパック」が好きでした。


アンコールはリストの「ラ・カンパネラ」
シューベルト「即興の時第3番」
そして「鉄腕アトムの主題によるファンタジー」でした。


先日、フジコ・ヘミングの「ラ・カンパネラ」を聴いたばかりなので
彼の演奏はやっぱりとても若く感じました。


アンコールの間中、熱狂する彼のファンをみて、ふと思い出しました。
昔、私が高校生だった時(何年前??)私はエフゲニー・キーシンの
自称・熱狂的なファンで、友人と二人で大きな花束を持って
彼のリサイタルに行き、握手をしてもらい、写真まで撮ってきました。
とっても可愛い男の子だったキーシン。
昨年、りゅーとぴあに来た時にも、行きましたが
すっかりダンディーな大人になっていました。
髪型はあいかわらずでしたが・・。


トカレフもそうやって、ピアニストとして成長していくんだろうなぁ~としみじみ思いました。


スポンサーサイト



この記事のURL | 日々の事 | CM(0) | TB(0) | ▲ top
| メイン |