Felice KEIKOのひとり言

オペラデュオFeliceのKEIKOが 演奏活動を通して感じた事、体験した事などを 綴っています。
No  27

音楽の伝え方


私達Feliceは、秋からのコンサートはすべて「カラオケ伴奏」で行ってきました。
その度に「生のピアノ伴奏で聴きたかったわ〜」と言ってくださるお客様も大勢いらっしゃいました。


私達は、日本の音大を出てヨーロッパに留学し、向こうでも音楽活動をしてきたのですから
いつも生の伴奏ばかりでした。

私もそれが「当然」だと思っておりました。


しかし、新潟で歌の仕事を始めた時に、仕事関係の方が
こうおっしゃっていました。

「普通、クラシックの人達は、生の伴奏じゃないとイヤだと言って
やってくれないから、仕事をあげたくてもあげられない。
その点、あなたたちは快くやってくれるし、まして自作のカラオケを持ってきてくれる。これはとても素晴らしい事だと思います。」



もちろん、ピアノがある時は、私がSOSHIの伴奏を弾いたりします。
(私は向こうで声楽スタジオで伴奏をしていましたので)
でも、私の曲は・・?となった時だったり、急に決まった本番だったり
ピアノがない場合は、私が自分で自分の歌に合わせて伴奏を弾きます。
そして、それをカラオケを作る機械に入れ、パソコンで処理をしたり
いろんな音を足したり・・とその作業はSOSHIがしてくれます。


これは、他の方たちにはマネできない作業であり、とても面倒な事でもあります。


だけど、オーケストラの伴奏の方が絶対に素敵な曲とか、あるでしょう?
それをカラオケで再現する、というのは良い事だと思うのです。
そういうのを求めてる会場もたくさんあります。
だからこそ、たくさんのお客様がいらして下さるのだと、思っております。


でも、いつもいつも、カラオケではありません。
3月3日は、ピアノ伴奏で行います。
ここでは、それがベストだと思ったからです。


音楽の伝え方には、さまざまな方法があるのだと思うのです。


今日、テレビで歌っていた「千の風になって」
でも、カラオケで歌ってました。
ダメですか?
オリコン1位です。


来月はお座敷でコンサートをします。
「ピアノはありませんし、運ぶということも考えていないのですが
お願いできますか」という依頼でした。
あと、体育館でのコンサートの話もあります!
当然体育館でのイベントも、主催者側は、ピアノ搬入なんて思ってもいないようです。。


ようは、私達の気持ちが音楽に乗って伝われば良いのです。


カラオケ伴奏の時、けっしてそのコンサートや会場をバカにしてるわけではないのです。
その時にベストだと思った伴奏形態をとっているつもりです。


クリスマスでしたら、クリスマスっぽい音が欲しいな〜と思い、カラオケになり・・・
日本の歌は、当然ピアノ伴奏が良いけど、お琴の音や笛の音が入った方がもっといい!・・とアイデアは尽きません。



NHKに出演した時にも、お話しましたが
オペラをもっと身近に・・・と考えています。
安いチケット代で、内容はしっかり。
高いと、来て下さる方が限られてしまいますから。
これもカラオケ伴奏という形があるから、出来る事だと思います。


こういう私達の考えを理解して、一緒にやってくれる伴奏の小野真紀子さんに大変感謝しております。







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